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あれ、スマホが鳴っている?と勘違いする現象には気をつけるべき

鳴ってもいないのに「スマートフォンが鳴っている?」という感覚になったことはありませんか?実際は、着信も来ていないのになんだかバイブレーションや着信音が鳴っているようなあの感覚…

実はこの現象はある種の病気のようなものなのです。今回、詳しく解説します。

スマホ依存症の一つ

スマートフォンは一人につき一台持っている時代になりました。小さな子供でも持っていて、実に必須のアイテムになっています。そんな便利なスマートフォンですが、何もいいことばかりではありません。今回紹介する内容は、デメリットです。

皆さんは、スマートフォンを手に持っていない時や視界に入らない場所にある時、100パーセントバイブや着信音が鳴ったと思ってスマートフォンを確認してみると、何も来ていないという経験はあるのでないでしょうか?「こんな現象はよくあることで大したことではない」と思われるかもしれませんが、実はこれは一つのスマホ依存症なのです。

この現象には名前があり、「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と言います。日本語で、「幻想振動症候群」といい、要するに幻想です。この症状が見られるのは、主に一日の間でスマートフォンを手放さず頻繁に使い人や神経質で新しい通知が常に気になるという人に多く見られます。

友人や会社でスマートフォンは欠かせないものですが、この「便利性」が幻想振動症候群を生み出していると言っても過言ではないでしょう。

幻想振動症候群の仕組み

ここでは、幻想振動症候群の仕組みついて書いていきます。

幻想振動症候群が発生するメカニズムは、主に「脳」が関係しています。例えば、上司や先輩に着信に出なかったことを注意された経験があるので、二度と着信を見逃したくないという緊張感が人を神経質にしてしまいます。

心が不安定で緊張すると、ちょっとした「震え」でもスマートフォンの着信だと感じてしまいます。全てがこのようなトラウマから来るわけではありませんが、基本的に神経質に鳴ったり、緊張したり精神的な要因からくることが多いです。

症状にかかりやすいタイプ


出典:https://pixabay.com/ja/頭痛の種-イメージ-男-ストレス-重点を置かれた男-人-肖像画-1557872/

ここでは具体的に幻想振動症候群になりやすい人の特徴について紹介します。90パーセントの人が、この幻想振動症候群を経験したことがあるとも言われており、決して珍しい現象ではありません。

・一日中スマートフォンを触っている

スマートフォンを手放さない時点である種の依存症ですが、このタイプの人は幻想振動症候群になりやすい傾向があります。手にスマートフォンを持っていないとなんだか不安という人は要注意です。

・完璧主義

いつ誰からどのような着信やメッセージが来るかはわかりません。でも、完璧主義の人はどんな時でもしっかりと返答したいと思う場合が多く、一日中スマートフォンから頭が離れません。完璧主義の人はスマホ依存方になりやすいと言えるでしょう。

・たくさん連絡が来る人

もともとスマホ依存方やこの幻想振動症候群になる要素は持っていませんが、普段から頻繁に連絡が来る人は自然とスマートフォンを肌身離さず持っておく必要があります。そのため、自然とスマートフォンがないと不安になるという気持ちになる恐れがあります。

これ以外にも、たくさんの幻想振動症候群になりやすいタイプがあります。もし、あなたがこの3つのうちどれかに当てはまる場合は、気をつけるようにしましょう。

幻想振動症候群と思ったらどうすればいい?

もし、「あれ、もしかして幻想振動症候群かも?」と感じたら、いくつかの対処が必要になります。症状が重くなる前に、対処を施すことで悪化を防げます。

大切なのは、スマートフォンを持っていない時間を作ることです。初めから一日中スマートフォンなしという生活は難しいかもしれないので、まずは1時間から初めてみるのもいいでしょう。慣れてきたら徐々に時間を伸ばしていきます。

同じ部屋や場所にスマートフォンを置いていると、誘惑に負けてしまう可能性があるので、できるなら別の場所に置くことです。それか、身近な人がいるなら一時的に預けてもいいでしょう。

その他には、スマートフォンを持っている時に電源をオフにすることです。電源を切ることで、一切連絡が来ません。これも初めから長時間は難しいかもしれないので、まずは1時間くらいからやってみましょう。このようにスマートフォンがなくても、不安にならず生活できるようにすることが重要なのです。

今回は、スマートフォンユーザーに意外と多い幻想振動症候群について紹介しました。もし、この記事を読んで「自分もかも?」と思ったら、スマートフォンを使わない時間も設けるなりして普段の生活から対策をしましょう。