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言葉の壁はなくなる!ウェラブル翻訳デバイス「ili」(イリー)にみる翻訳デバイスの未来

今後、外国人との間に言葉の壁が存在しなくなるかもしれません。同時翻訳機能を持ったウェアラブル翻訳デバイス「ili」(イリー)というものが株式会社ログバーから発表されています。

今回は、この画期的な翻訳デバイス、今後の翻訳機の未来について書いていきます。

目次

「ili(イリー)」とは

「ili(イリー)」とは、ログバーが2016年1月に発表した非常に持ちやすいスティック型の音声翻訳機です。日本語で話しかけると英語に翻訳され自動で音声を返すと言ったように、とても簡単に通訳が可能になりました。

今までも、 同時翻訳といえば Skype のリアルタイムで外国語を同時翻訳するソフト「Skype Translator」や「Google翻訳アプリの同時翻訳機能によって、スマートフォンを使いリアルタイムでの外国語のコミュニケーションをスムーズにすることができました。

Google翻訳アプリを使ったことがある人は、とても多いと思います。

今回紹介する「ili(イリー)」は、今までの翻訳自動機能とは一味違ったものなので、注目を浴びています。
2020年には東京オリンピックが開催されるので、その頃には通訳の人が必要なくなり、この「ili(イリー)」だけで外国人とのコミュニケーションが円滑に行われるようになるかもしれません。数年前には、このような画期的なデバイスが発明されるなんて想像もしていなかったことでしょう。

最大の特徴はネット接続が必要ないこと

「ili(イリー)」の最大の特徴は、インターネット通信がない状況でも使用することができること。

例えば、私たち日本人が外国に行った際、スマートフォンのインターネットはどこでも使えるとは限りません。

そんな時、この「ili(イリー)」が一つあれば、通信がなくても翻訳をすることができるので、海外で言葉の壁に困ることはありません。
逆に、東京オリンピックのように外国人が日本に来る際にも、必ずともインターネットが繋がる環境とは限らないので、その時にこの「ili(イリー)」がると、かなり重宝します。

「ili(イリー)」には旅行に必要な会話が中心に内蔵されているので、一般的な観光客にとってははこれ以上ない十分なサービスになります 。

日本語、英語、中国語に対応している

今回発表となった「ili(イリー)ゲスト」は、ウェアラブル音声翻訳デバイスイリーを活用した法人向けのサービスです。たくさんの外国人旅行者を受け入れる法人が、その顧客等にこのデバイスを渡すことで、言語による壁を無くしお互いのコミュニケーションを円滑にしていこうというもの。

具体的には、ホテルなどでこの翻訳デバイスを導入し、外国からの顧客が来店した時に、英語や中国語から日本語に通訳してコミュニケーションをはかっていくということが狙いです。

サービス開始は、2017年6月より1端末ごとに月額3980円となっています。意外と安いと思いませんか?筆者はこの端末が発表される時、もうちょっと料金が高くなるのでは、と思っていました。

現在では、英語、中国語、日本語が対応言語ですが、これからは2017年夏頃予定に韓国語やタイ語、そしてスペイン語も利用できるようになる予定です。

最近では、アジアからの観光客はとても多いです。特に中国や韓国の人はよく街で見かけると思います。スペイン語も世界でスペイン語話者というのはかなりの数がいるので、スペイン語に対応するというのは、もはや世界の共通言語をカバーしていると言っても過言ではありません。

今後、自動翻訳デバイスの需要はますます増えそう

現在では、日本でも国際化が進み英語を始め外国語を習得しようと勉強する学生や社会人などの人は、とても増えてきました。仕事をしていく上で、大げさに言うと生きていくうえで外国語である英語をマスターするのは、もはやこれからの時代必須のものかもしれません。

2020年に東京オリンピックもあることから、今後外国人と日本人との言葉の壁というものをどのように解消するのかが非常に大きな課題になってくるでしょう。すぐに英語をマスターするというのは、簡単ではありません。

そこでテクノロジーの発展を生かし、今回紹介した「ili(イリー)」のような自動翻訳デバイスが今後ますます発表されてくるような予感がします。

現在でもスマートフォンを使った自動翻訳アプリなどは非常にたくさん存在します。ただ、やはり問題はインターネット回線がない(オフライン)でも使えるかどうかです。

東京オリンピックまでにどのような自動翻訳デバイスが発表されるのか今後に期待していきましょう。

スマートフォンや自動翻訳デバイスは、日本人の間だけではなく国境を越えて繋がるためのツールになっていくでしょう。