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中国ではLINEが使えない！？行く前にしておくべき準備と知識

最近では、中国に仕事や勉強などで行く人が年々増えてきています。凄まじい経済発展を遂げている中国は今後目の離せない国になることは間違いありません。

ただ、中国では基本的にLINEやFacebookなどが使えません。詳しく説明していきます。

中国のネット事情

みなさん、中国のインターネットと聞くとどのようなイメージを持ちますか？最近では、中華製タブレットやスマートフォンが世界的に見てもかなり人気が出てきています。誰もが知っているメーカーでいうと、Huaweiがとても有名です。

以前のような低品質の中国製品とは違って、今では高性能だけれども安価な値段で手に入れられる中国製製品は世界の注目です。

経済も何もかも進んでいる中国のインターネットも、当然発展しているだろう、と思いがちですが、実は中国には私たちの常識では考えられない「ネット事情」が存在するのです。

それは、中国ではLINEやFacebook、Twitterのような私たちが日常生活で使っているサービスが利用できないことです。いざ、中国本土に行きアプリを使ってみようとしても繋がりません。

これは、中国による情報規制なのです。簡単にいうと、外国のサービスは中国国内では使えないようにして、中国のサービスのみが使えるというものです。

したがって、もし日本やその他の国で中国人の友人ができても、彼らは中国に帰ればLINEやFacebookを使って連絡することは基本的に不可能なのです。

彼らは、代わりにWeChatという中国製のメッセンジャーアプリを使っています。

この情報規制の一番の狙いについて紹介していきます。

一番の狙いは、中国国内のネットマーケティングを発展させようとするものでしょう。私たちは普段、Googleのような外国製のサービスを利用しています。

中国は、外国のGoogleではなく、中華製の「バイドゥ」を利用します。バイドゥは、日本でいうとYahoo!のような検索エンジンです。

中国で接続できないサービスは、Googleのような米国大手ソーシャルメディアから個人ブログまでかなりの数になります。

中国側からしたら、自国の経済を発展させる最高の戦略ですが、中国人以外で中国に行った人にとってはただただ不便で仕方のないシステムです。

この「ネット規制」を知らないまま、中国に旅行や留学などしたら、必ず不便さを感じます。旅行ならまだ短期間なので、中国のサービスを利用して事足りるかもしれませんが、留学や転勤など長期間の滞在になればなるほど、不便性は増してきます。

しかも、このネット規制の対策方法も一切知らずに行けば、もう中国にいる間は普段使っていたサービスが一切使えなくなります。このネット規制への対策はないのでしょうか？

100パーセントの対策法はこれだ！とは言い難いですが、いい対策法はあります。それが、VPNというものを使う方法です。

VPNとは、ヴァーチャルプライベートネットワークといい、中国のネット規制を受けないで別のルートでインターネットに接続できるサービスのことをいいます。

非常にたくさんの会社から有料・無料のVPNサービスが展開されているので、気に入ったものをすぐに使うことができます。

個人的な経験では、無料のものでも十分使えますが、有料のものの方が当然性能は高いは思います。

このVPNを使うことで、日本、アメリカ、イギリスなど他国のサーバーからインターネットに接続できるので、中国にいてネット規制があっても、中国のサーバーから接続しないので、ネット規制を逃れることができるのです。

また、ネット規制対策だけじゃなく、このVPNはセキュリティー面でも効果があるので、かなりオススメです。

スマートフォンなら、「AppVPN」という無料のアプリがオススメ。簡単に使えてしかも無料なので、ぜひインストールしてみましょう。

その他にも対策法はあります。特にアメリカのサービスに規制がかかっているので、Googleから検索しようとしても規制にかかってしまいます。検索をするときに、Yahoo! JAPANを入力して、Yahoo!に飛びます。

そこから入力をすればGoogleを使用していないので、ネットが使えます。

これらの対策方法は、現在有効ですが今後いつ規制されるかはわかりません。ただ、これから中国に行く人は、ぜひVPNをインストールしておきましょう。

何もなしに中国に行ってネットが使えない！よりは無料のVPNでもいいのである方が何倍もマシです。

今回は、私たちの常識からでは考えにくい中国のネット規制について紹介しました。ぜひ、参考にしてみてください。では、中国でも快適にスマホライフを送りましょう。